細菌検査

細菌検査

●細菌とは
肉眼では見えない小さな生物・微生物です。 例えば、大腸菌(O-157など)、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などがあげられます。


●細菌検査で行っている検査とは
顕微鏡塗抹検査
患者さんの身体から排出、摘出された材料(喀痰、尿、便、血液など)に存在する細菌を特殊な染色をして、顕微鏡を使用して観察しています。
顕微鏡検査は15分-30分程度で検査結果が判明するため、感染症の原因菌を迅速に推測し患者さんに適切な抗生物質を処方するのに役立つ検査になります。

一般培養検査・薬剤感受性検査
患者さんの身体から排出、摘出された材料(喀痰、尿、便、血液など) を寒天培地(いろいろな栄養をふくませたもの)に接種し、適度な条件のもとで培養し、ヒトの目に見えるように細菌を増殖させます。
さらに、その細菌にはどんな薬(抗生物質)が効くのかを調べます

 

迅速検査
インフルエンザウイルス、RSウイルス、ロタウイルス、ノロウイルスなどのウイルスの検査や肺炎球菌やレジオネラ菌などの肺炎の原因菌も迅速に検査することが可能です。
遺伝子検査
細菌やウイルスの核酸(DNAやRNA)を増幅して検出する検査です。
結核菌、性感染症の淋菌やクラミジア、肺炎の原因菌のマイコプラズマ菌などを検査しています。

感染管理
感染管理チーム(ICT)や抗菌薬適正使用支援チーム(AST)に参加し、微生物検査や抗菌薬に関する知識を活かして院内の感染対策や抗菌薬の適正な使用を支援する活動にも積極的に取り組んできます。


 

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