画像診断装置・放射線治療装置紹介

MRI装置

Ingenia Ambition X 1.5T(PHILIPS)

Ingenia 3.0T (PHILIPS)

MRI「Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像装置)」とは

非常に強い磁石でできた長いトンネル状の装置の中で、その磁力と電波を利用して体の内部の情報を得る画像検査です。
検査の対象は、体の中の骨や筋肉・血管といった組織や臓器になりますが、実際の検査では病気の疑われる場所に対して行います。

検査当日

当院のMRI検査は予約制となっております。検査準備等がございますので、予約時間の30分前に放射線科受付へお越しください。

※ 予約時間に遅れて来院された場合、お待ちいただくか予約日時の変更となる事があります。
また緊急検査などにより検査順番が前後し、予約時間通りに検査を行えない場合があります。
あらかじめご了承ください。

更衣(検査着)および金属確認

MRI室内は非常に強い磁力が発生しているため、金属類などの磁性体を持ち込むと吸着・破損してしまう恐れがあります。
そのため、当院では検査着に着替えていただく場合があります。
また、その際に体内金属や身に着けている装飾品はないかなど、問診および金属探知機で確認をさせていただきます。

※ 更衣室はボタン錠(ボタン式)ロッカーをご用意させていただいております。

検査の概要および注意事項

 

  • 検査が始まると工事現場にいるような大きな音がするため、ヘッドフォンを装着して検査を行います。
    (耳栓での対応もできます)
  • 検査中は非常用ブザーをお渡ししますので、気分が悪くなったなど用事がある場合にはお知らせください。
  • MRI検査は動きに弱いため、検査中はからだを動かさないようお願いします。
  • 検査部位により、呼吸に合わせて息を止めていただくことがあります。
  • 検査内容により、食事、排尿、カフェイン摂取の制限をしていただく場合があります。
    食事制限
     上腹部MRI検査を受けられる方(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・MRCPなど)
    排尿制限
     下腹部MRI検査を受けられる方(膀胱・前立腺など)
    カフェイン摂取制限(検査前24時間)
     心筋負荷MRI検査を受けられる方

※ 検査時間は検査部位や内容によって異なりますが、約15分~90分程度です。

検査前の確認事項

以下に当てはまる方は検査を受けられない場合がありますので、主治医および検査担当者に必ず申し出てください。

  • 心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方
  • 脳動脈瘤クリップが入っている方
  • 人工内耳、人工中耳の方
  • 神経刺激装置を装着している方
  • 最近、内視鏡止血クリップを使用された方
  • 人工心臓弁の手術を受けられている方(1970年代以前のもの)
  • 眼に微細な金属片が入っている方または疑いのある方(事故もしくは仕事によるもの)
  • 金属の義眼底の方
  • 外傷などによる材質不明の体内金属がある方

※ 体内金属、磁性体が体内に挿入されている方は、検査可能か否かを判断する上で手術された医療機関への問い合わせをお願いする場合がございます。

検査室への持ち込みができないもの

以下の物は故障や破損、皮膚の火傷の原因となりますので、検査室内に持ち込めません。

  • 補聴器
  • 入れ歯や歯科用磁性アタッチメント義歯
  • ヒートテックなどの下着
  • 貼り薬(カイロ、エレキバン、ニコチネルパッド、ニトロダームなど)
  • 金属類(時計、鍵、携帯電話など)
  • 磁気カード(テレフォンカード、キャッシュカード、クレジットカードなど)
  • 取り外せるコンタクトレンズ
  • 化粧品(アイシャドウ・マスカラ)
  • 血糖値測定器(リブレセンサー)などの電子機器

※ コンタクトレンズ装着の方はその場で外せるようケースの準備をお願いします。
※ 化粧品には磁性体が含まれている場合があり、検査画像に影響があるだけでなく目の粘膜等を傷つけたりすることがあります。そのため、お化粧を落としていただくことがあります。

 

造影剤使用について

医師の判断でより詳しく検査を行うために、検査前もしくは検査中に腕の静脈に点滴用の針を穿刺し、造影剤を使用することがあります。
そのため、以下の項目に当てはまる方は事前に主治医もしくは検査担当者にお申し出下さい。
場合によっては造影剤を使用できないことがあります。

  • 喘息の治療中また喘息になったことがある方(喘息治療終了後5年未満)
  • 造影剤に関して副作用の既往歴がある方(吐き気、痒みなど)
    *副作用カードをお持ちの方は必ずご提示下さい
  • アレルギーのある方
  • 腎障害または腎機能が著しく低下している方(eGFR30mL/min/1.73m2未満)
  • 妊娠中、授乳中の方

検査終了後について

食事およびその後の生活は他の検査などで制限がない限り、普段通りで結構です。

造影剤を使用された方へ

造影剤は尿として排泄されます。
造影剤の排出を早めるために、普段より多めに水分を取るように心がけて下さい。
ただし、水分を制限されている方は普段通りの水分量にして下さい。
検査終了後、数時間から数日後に頭痛・吐き気・痒み・蕁麻疹などの症状が現れることがあります。
このような症状が現れましたら、病院にご連絡下さい。(TEL 059-382-1311)

 

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