放射線部

骨塩定量検査装置

腰椎・大腿骨用骨塩定量装置
HOLOGIC Discovery-Ci (東洋メディック)

骨塩定量検査とは、低エネルギーX線を利用して骨密度を測定する検査です。
代謝性骨疾患(骨粗鬆症など)の経時的診断や、治療効果の判定に有効です。

骨粗鬆症とは、骨のカルシウムの量が減って、軽石のようになってしまう病気で、痴呆や動脈硬化と並ぶ老年病です。
この病気の大きな特徴は、初期の段階では自覚症状がほとんどないですが、知らない間に骨がもろくなり、ある日突然、骨折をしてしまうことです。
しかも、骨粗鬆症は、閉経期を迎えた中年以降の女性に圧倒的に多い病気です。

わたしたちの骨は、常に古い骨が破壊されて新しい骨が再生されています。
この骨の破壊と再生のバランスが何らかの原因で崩れ、骨の再生が追いつかなくなると骨密度が減っていってしまいます。
このバランスを崩す要因として、加齢・閉経・卵巣摘出・甲状腺機能亢進症・胃切除などがあります。

検査方法は、寝て行い、腰椎・大腿骨骨頭等を撮影して骨密度を算出します。
測定時間は、5~10分です。
測定部位に金属類やボタンなどがないようにお願いします。

被ばく線量は、1回の検査で1~2マイクロシーベルトです。
人体に対する影響は、ほとんどありません。
骨粗鬆症は、寝たきりの原因の第2位です。
骨粗鬆症になる前に、骨塩定量検査をして、早く発見することが大切です。

 

 

 

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