放射線部

CT(コンピューター断層撮影)

64列 MDCT  Aquilion CX (TOSHIBA)

80列 MDCT  Aquilion PRIME (TOSHIBA)

●CTとは

大きなトンネルの中に体を入れて、X線をあてて体の輪切りの写真をとります。CT検査には、単純CT検査と、造影剤と言う薬を注射して撮影する造影CT検査があります。


●検査を受けるにあたって

妊娠している、または妊娠の可能性がある方は、事前に必ず主治医もしくは担当放射線技師にお知らせ下さい。
腹部単純CT検査、及び造影CT検査全てにおいては、検査当日の絶食が必要です。
○午前の検査の方は、朝食を取らないで下さい。
○午後の検査の方は、昼食を取らないで下さい。ただし、水やお茶などの水分は、飲んでもらってもかまいません。
頭部・胸部単純CT検査においては、絶食の必要はありません。


●造影検査を受けるにあたって

次の症状がある方は、事前に主治医もしくは担当技師にお知らせ下さい。
○以前に造影剤を使用した検査を受けた時に、気分が悪くなったり、蕁麻疹が出たりした事がある方
  (副作用カードをお持ちの方は、必ず事前に提出して下さい)
○アレルギー(気管支喘息、花粉症、食物アレルギー、薬物アレルギーなど)がある方
○心臓病、腎臓病、甲状腺疾患などの病気がある方
○妊娠している、または妊娠の可能性がある方


●CT検査室に入室する前の準備

金属は検査の妨げになる場合がありますので、はずしていただく事があります。
頭部CT検査・・・・目がね、ヘアピン、入れ歯など
胸部・腹部CT検査・・・・金属・ボタンのついた服、ブラジャーなどの下着、ズボン・スカート(腹部CT検査)原則として、更衣室内においてある検査着に着替えていただきます。
泌尿器科の方で腹部CT検査を受ける場合は、CT検査の前後に、レントゲン写真を撮影することがありますので、放射線科受付の案内にしたがってください。


●検査中のお願い
技師の指示通りベッドに寝ていただき、体の力を抜いてリラックスしていてください。
検査時間は10分から20分程度です。
胸部、腹部CT検査に関しては、息止めの指示をしますので、アナウンスにしたがって息止めをして下さい。
造影CT検査の方は、検査のはじめ、もしくは途中で造影剤の注射をします。
副作用は少ない薬ですが、検査中に万が一、気分が悪くなった場合には必ずお知らせ下さい。

●検査終了後について
食事は、他の検査などで制限がない限り普通にお取り下さい。
普段通りの生活を送ってください。
●造影剤を使用された方へ  (お読みください)
造影剤は尿として排泄されます。そこで、水分を普段より多めに取るようにすると、造影剤は体内から早く出ていきます。
ただし、水分を制限されている方は、普段通りの水分量にして下さい。
検査終了後、数時間から数日後に、頭痛・吐き気・かゆみ・蕁麻疹などの症状が現れることがあります。 なにか症状が見られましたら、病院にご連絡下さい。    (TEL  059-382-1311)


●冠動脈CT検査について
心臓を栄養している血管を、冠動脈といいます。鈴鹿中央総合病院では、平成22年9月より最新の64列MDCT(マルチディテクター CT)装置を導入し、CT検査で冠動脈を撮影することができるようになりました。
この冠動脈CT検査は、造影剤を静脈から入れて冠動脈を造影するだけの簡単な方法です。 撮影時間は、5分程度ですが、着替え、事前説明、前処置、息止めの練習などにより、検査時間は約30~50分程になります。

冠動脈の画像(正常例)

 

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