放射線部

放射線治療装置「トモセラピー」

 この装置はIMRT(強度変調放射線治療)という高精度放射線治療を目的に開発された装置です。 IMRTとは照射する放射線に強弱(変調)をつけることにより、放射線の分布を病巣のみに集中させることができる技術です。 病巣のみに放射線を集中できることにより治療効果の向上が期待でき、また正常組織へ照射を抑えることができるため、副作用の発生率を少なくすることも期待できます。  さらに新しい技術として、IGRT(画像誘導放射線治療)という機能があります。 IGRTとは治療装置に装備されているCT撮影の機能を使用して、照射部位の位置合わせを高精度に行う技術のことです。 この技術により、患者のセットアップ精度が向上し(5mm以下の誤差)病巣部に、より正確な放射線照射が可能となりました。
 また、当院には「トモダイレクト」機能があります。 従来のトモセラピーは回転照射しかできませんでしたが、トモダイレクトにより固定・多門照射が可能となりました。
 従来の装置では治療が困難であった部位への治療が可能となり、治療適応の拡大が期待されます。

放射線治療の流れ
診察

トモセラピーによる放射線治療の適応について問診や診察を行い判断します。

治療計画用CTの撮影

放射線を腫瘍にどのように照射するか、どれぐらいの線量が必要かを計算(治療計画)する為に、CTの撮影を行います。 CT撮影時に、治療中の姿勢を保持するための固定具作成をします。また、マジック等で体に印(線)を書きます。

治療の開始

治療計画CTを撮影してから、治療開始まで約1週間かかります。

一回の治療時間について

症例によって異なりますが、15~20分程度の治療です。

放射線治療科の診察日

診察日は、予約制となっております。 また、新患のご依頼や放射線治療のご相談は随時、受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。 他院からお越しの患者さまは、紹介状をお持ちください。

診察室

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(放射線治療)

村田 るみ

村田 るみ
水野 智貴

村田 るみ

水野 智貴

村田 るみ
水野 智貴

 

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