鈴鹿厚生病院

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リハビリテーション科

リハビリテーション科
生活への適応に向けた援助を提供しています

鈴鹿厚生病院のリハビリテーション

特色

リハビリセンターでは、作業療法を通じてこころのリハビリテーションを進めています。主治医の指示のもと、国家資格をもつ作業療法士が様々な作業活動(遊び、創作的なもの、仕事的なもの等)を利用して、病気によって生じた障害(生活のしづらさ)を軽減できるよう訓練・援助を行ないます。共に活動を行なうことで患者様の健康的な部分、長所に働きかけ、生活への適応に向けた援助を提供しています。

スタッフ

リハビリ技師長 丸山 哲雄
作業療法士 7名

 

 

業務内容

◇作業療法とは

作業療法は入院および外来治療の一環として行われます。
作業療法では、個別あるいは集団での関わりや様々な作業活動(遊び、創作的なもの、仕事的なもの等)を利用し精神機能の向上、対人関係能力の改善、作業能力等の改善をはかり、よりよい生活が送れるように訓練・援助を行います。

◇作業療法の目的

馴染みのある、または興味のある簡単な活動を通し、自分の気持ちを表現したり、気分の発散などをはかります。
道具や材料を扱い、活動したり、作品を作ったりすることで、自分の能力の限界を知ったり、自信をつけたりします。
作業療法士との関係や共同活動を通した他者との関係において、他者に認められたり、他者を支えたりすることで、集団における所属感を育成したり、自分の存在を確認したりします。
自分の気持ちの伝え方など、他者との対応の仕方を練習します。
活動を通し、体を動かしたり、時間を使うことで、生活のリズムの維持、改善を行います。
趣味や余暇活動を育成することで社会性を養います。
仕事的な活動を通し、作業の遂行能力を評価し、作業習慣、作業耐性を高めます。

◇作業療法はどんなことをするの?

患者さまの状況に合わせていくつかの形で行なわれます。
作業療法士と相談しながら自分にあった形、活動内容を決めていきます。


【病棟OT】

病棟単位でのプログラムで行われている様々な活動です。
始めて作業療法とふれる機会となりますので比較的簡単でなじみのある活動が選ばれます。

【グループOT、個人OT】

一つの活動を何人かの患者様と共に行なったり、個人で行なう作業を提供します。より患者様のニードにあった形での活動となります。
園芸グループ、音楽グループ、料理グループ、スポーツグループ、
創作グループ、各種個人的作業療法 等

【職業関連OT】  

作業グループ、職業前訓練 等

◇参加するには

作業療法への参加は医師の指示が必要になります。参加を希望される場合は、主治医または担当作業療法士までご相談下さい。

◇費用

各種健康保険が適用されます。詳しくは医事課またはOTスタッフにお聞き下さい。

S S T
【SSTとは】

生活技能訓練とも呼ばれています。アメリカのリバーマン教授により創設され、日本でも取り入れられている認知行動療法です。生活をしづらくしている生活技能(挨拶する、人を誘う、頼みを断る、情報や説明を求める等)の不足した部分を、個々のレベルに合わせて、段階を踏んで、繰り返し練習していくものです。

【SSTの目的】

精神障害のために、対人関係の場面で、被害的になったり自信をなくしたり、自分の思っていることや考えている事をうまく伝えることができにくくなることがあります。SSTでは、対人関係を良好にし、ストレスを減らして再発を防ぐ事が目的です。


【SSTの流れ】

1.練習する事を決める
2.場面を作って1回目の練習をする
3.よいところをほめる
4.さらによくする点を考える
5.必要ならばお手本を見る
6.もう1度練習する
7.よいところをほめる
8.チャレンジしてみる課題を決める
9.実際の場面で練習する
10.次回に結果を報告する

【良いコミュニケーションのポイント】

1.視線を合わせる
2.手を使って表現する
3.身を乗り出して話をする
4.はっきりと大きな声で
5.明るい表情
6.話の内容が適切

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