特色
安全で効果的な薬物治療を支えているのが私たち薬剤師です。
病院薬剤師の仕事は、入院患者さまや外来に来られる患者さまのお薬の調剤の他に、薬剤管理指導、医療安全対策、院内感染対策、褥瘡対策、栄養サポートなど、医師・看護師をはじめ他の医療スタッフと連携を保ちつつ医療チームの一員として活動しています。
医療現場での薬剤師の関与は多方面に渡りますが、薬の専門職としての役割を常に意識し、安心・安全な医療の提供に努めてまいります。
スタッフ
薬剤部長 藤田征志
薬剤師主任 川瀬将紀
他薬剤師 ６名
パート薬剤師 3名
事務員 2名
病院薬剤師の業務は多岐にわたりますが、とてもやりがいのある仕事です。他職種との関わりも多く、そこから学ぶこともたくさんあります。病院薬剤師に興味のある方は、お気軽にご連絡下さい。
業務内容
○調剤業務
入院および外来患者さまのお薬を処方箋に基づき調剤します。
個々の患者様に見合った量か、服用回数は適切か、飲み合わせに問題はないか等の確認を行った上で、患者さま一人一人に適した形で調剤します。
患者さまに薬を正しく安全にお使いいただくために、薬の名前、効果、副作用、飲み合わせの注意などを記載した情報提供書をお渡ししています。
また、複数の医療機関を受診していても処方の内容が確認できるように「お薬手帳」をお渡ししています。
希望される患者さまには、院外処方箋の発行を行っています。
○注射薬の調剤
入院患者さまは、注射処方箋に基づき、投与量、投与方法、投与期間、配合変化などのチェックを行い、患者さまごとに注射薬をセットし、病棟へ搬送しています。
TPN（高カロリー輸液）は、薬剤部のクリーンベンチにおいて無菌的に調製を行っています。
がん化学療法の注射薬は、投与計画を事前に確認した上で、薬剤部の安全キャビネット内で調製しています。
○医薬品情報提供（Drug Information：DI）業務
医薬品の適正使用のために必要な情報を収集・管理し、患者さまや医療従事者に情報提供しています。
また、薬に対する問い合わせには、収集した情報の中から最適なものを抽出し回答しています。
○薬剤管理指導業務
入院中の患者さまのベッドサイドに出向いて、普段服用している薬やアレルギー歴、副作用歴をお聞きしたり、処方されたお薬の効果や副作用、使用方法などを説明することにより、安心して適性に薬を使用していただけるよう努めています。
お話を伺う中で、薬の効果の確認、副作用のチェックも行います。
常に医師、看護師などと連携を取り、患者さまにあった薬物治療の支援を行っています。
○医薬品管理業務
病院内で使用される全ての医薬品の購入と保管そして各部署への供給管理を行います。
特に品質の管理には万全を期しています。
○薬物血中濃度モニタリング（Therapeutic Drug Monitoring：TDM）業務
個々の患者さまが服用した薬の血液中の濃度を測定し、解析したデータにもとづいて投与計画を検討し、最も安全で効果的な薬物療法を組み立てます。