Greetings院長あいさつ

 当院の新しいホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
よりわかりやすく、より親しんでいただけるよう内容を一新いたしました。皆さんのご感想はいかがでしょうか?
 さて、2020年1月に我が国で初めてコロナウイルス感染症が確認されてから、3年半が経過し、この5月8日にようやくインフルエンザと同じ5類感染症に移行しました。この3年半の間、われわれの生活環境や日常生活は激変したわけですが、当院にとってもこれまで経験したことのない事態の連続でした。院内にコロナウイルスが持ち込まれると大変ですので、熱のある方は入館させずに発熱外来に回っていただき、また、患者様との面会を禁止とさせていただきました。そして1病棟をまるまるゾーニングしてコロナ専用の病棟を設けました。しかし、院内感染を防ぐことは出来ず、何度か院内クラスターが発生し、病棟閉鎖や手術制限、救急の受入停止措置などを行い、皆さんには大変ご迷惑をおかけいたしました。
 こうしたコロナ禍のなかでも、当院の特色である「救急」の充実に努めました。2021年10月には北館(5階建て)を増築しましたが、1階は救急外来に特化し、3階には救急病床20床を設けました。また昨年7月には本館を改築して新たに特定集中治療室(ICU)6床の運用を開始しました。そして、8月からは病院で救急車の到着を待つことなく、医師が重病者のもとに駆けつけて初期治療を行うドクターカーを県下で初めて導入しました。こうした救急体制の充実と「断らない救急」を目指してきたこともあり、昨年度は救急車の受け入れ件数が8,010件と初めて8,000件を突破しました。当院の規模(440床)で、8,000件超の救急車を受け入れている病院は全国的にもまれです。
 コロナ禍の3年半は本当に大変でしたが、皆さんのご協力と職員の頑張りのお陰で何とか乗りきることができました。そして、同時に患者様への対応や病床運営、職員の働き方など様々な面で多くの教訓を得ました。この教訓を糧に、より一層の「救急の充実」、そして松阪・東紀州地区唯一の地域がん診療連携拠点病院として「がん診療の強化」に努めて、当院の基本理念である「地域の期待に応え、安全で安心な医療を提供する」ことができるよう職員一同、日々努めてまいります。今後ともご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

令和5年6月
                            病院長 田端正己

《略歴》
1986年  3月 三重大学医学部卒業
1986年  6月 三重大学第一外科入局
1994年  1月  亀山市立医療センター外科
1996年 10月 三重大学第一外科 助手
1999年 10月 三重大学第一外科 講師
2005年  4月 三重大学肝胆膵・乳腺外科 講師
2008年  7月 三重大学肝胆膵・移植外科 准教授
2014年  4月 松阪中央総合病院 診療部長
2017年  4月 松阪中央総合病院 副院長
2022年  4月 松阪中央総合病院 院長

《学会資格など》
日本外科学会 専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医・財団評議員
日本消化器外科学会 専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会 高度技能指導医・評議員
日本胆道学会 指導医・評議員
日本膵臓学会 認定指導医
日本腹部救急医学会 教育医・評議員
日本外科系連合学会 評議員
日本臨床外科学会 評議員
日本農村医学会 評議員
日本膵・胆管合流異常研究会 世話人
日本胆膵病態・生理研究会 世話人
三重大学医学部臨床教授
Best Doctors in Japan 2016-2017,2018-2019,2020-2021,2022-2023

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