診療実績

外科

対応疾患

成人例の全消化管(食道、胃、小腸、大腸、肛門)の良悪性疾患全域、肝胆膵疾患の良悪性疾患全域、ヘルニア、乳腺疾患、外傷

*6歳以下の小児は鼠径ヘルニアと外傷のみで、それ以外は国立病院機構三重病院へ紹介しています。また肝移植が必要なCaseは三重大学肝胆膵外科へ、整容性を最優先とした乳腺疾患は三重大学乳腺外科へ紹介しています。その他、Second Opinion(外科)外来は、木曜日午後から十分な時間を取って行っています(予約制)

特徴

“患者さんに対して安全と満足を最優先”
現在、外科治療はより安全で低侵襲性な手術に移行してきています。具体的には消化管疾患は、ガイドラインに沿った適応を遵守しながらも、多くのCaseが腹腔鏡下手術に移行してきています。一方実質臓器である肝臓、膵臓の手術では、手術とIntervention治療が組み合わされたHybrid治療が増加してきています。また数年前なら切除不能とされてきた多発性肝転移を伴う大腸癌でも、化学療法と適切な手術時期考慮したALPPS手術(計画的多段階肝切除)にて、手術適応を広げてきています。しかし肝&膵臓に対する腹腔鏡下手術は、最近の致死的な医療事故増大を鑑み、安全性が保障できず本院では時期尚早と判断しています(簡単な事をあえて難しくし、高額医療費がかかるにも関わらず、最優先の安全性をも犠牲にするMeritは現時点ではなし)。また、The needs of the patient come first(患者のニーズが第一)をPolicyとし、貧富や国籍に関わらず全ての患者に最善の治療を提供する事、追求するのは利益ではなく医療サービスの理想である事、社会のニーズに対応し誠実さをもった外科治療をおこなう事を優先しています。具体的には、患者さんや家族の都合に合わせて、外科的治療プランや手術日をどんどん変更していきます。また、外科Staff側は、Plan for the worst, hope for the best(最悪に備え万全の術前準備をしよう、そして準備が完全に整ったならば、最善を期待して手術に望もう)を合い言葉にしています。

外科入院に際して

術後合併症を最小にすべく様々な試みがなされています。筋肉量が少ない(サルコペ二ア)高齢者には術前から四肢&呼吸リハビリと栄養補給管理を、逆に高度肥満患者さん(BMI>30%)には、Microdietを用いた外来栄養管理後に手術をおこなっており、これによって術後イレウス、創部感染が劇的に減少してきています。また喫煙者には手術リスクを十分に説明した上で、禁煙指導後1ヶ月後に手術予定としています。また虫歯等の口腔Careが不完全な患者さんには、市内の歯科医にご協力を頂き、手術日までに抜歯も含めた口腔Careをおこなってから全身麻酔手術に臨んでいます。これにより術後肺炎は著明に減少してきています。

疾患別治療案内
疾患名 アプローチ 2012年 2013年 2014年 2014腹腔鏡下
(頻度)
胃切除 開腹 40 46 31  
  腹腔鏡下 4 25 37 54.4%
大腸切除 開腹 105 96 65  
  腹腔鏡下 10 26 50 43.5%
胆嚢摘出 開腹 35 19 10  
  腹腔鏡下 57 74 85 89.5%
虫垂切除 開腹 53 36 10  
  腹腔鏡下 1 19 78 88.6%
鼠径ヘルニア根治術 前方アプロ-チ 125 92 76  
  腹腔鏡下 3 27 53 41.1%
脾臓摘出 開腹 2 0 1  
  腹腔鏡下 0 1 1 50.0%
小腸切除 開腹 12 10 21  
  腹腔鏡下 0 0 1 4.6%
食道切除 開腹 2 1 1  
肝切除 開腹 15 10 16  
膵頭十二指腸切除 開腹 10 18 9  
膵体尾部切除 開腹 11 6 5  
痔核&痔瘻手術 結紮法 3 6 3  
  炭酸ガスレーザー 6 8 9  
消化管バイパス術 開腹 0 3 6  
腹壁瘢痕ヘルニア 開腹 3 4 6  
人工肛門閉鎖 開腹 9 6 9  
乳癌根治術 非定型手術 30 20 22  
  温存手術 6 3 3  
その他 外傷、体表、内分泌 68 65 98  
  610 621 706  

DPCデータに基づく病気別治療実績
(2013年4月~2014年3月の退院患者の統計)

  手術あり 手術なし 合計 三重県内順位
虫垂炎 60 37 97 1
胆嚢疾患(胆嚢結石など) 48 15 63 1
肝、肝内胆管の悪性腫瘍 62 89 151 2
穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 11 54 65 2
胃の悪性腫瘍 150 86 236 3
結腸の悪性腫瘍 73 86 159 3
肝内外結石、胆管炎 134 23 157 3
鼠径ヘルニア 128 0 128 3
腸閉塞(ヘルニアなし) 21 94 115 3
膵臓&脾臓の腫瘍 58 42 100 3
食道の悪性腫瘍(頸部を含む) 10 34 44 3
胆嚢水腫、胆嚢炎など 37 29 66 5
乳房の悪性腫瘍 32 31 63 6
胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 22 11 33 6
直腸肛門の悪性腫瘍 40 39 79 7

 

 

 

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