三重県鈴鹿市で、明日の地域医療を担う若い医師を育てる臨床研修病院

特色

当院は、日本循環器学会指定循環器研修施設です。
常勤の循環器医師は、院長を筆頭に計8名おり、虚血性心疾患（心筋梗塞、狭心症）、不整脈、弁膜症、心筋症・心筋炎、血管疾患（大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、静脈血栓 等）、高血圧など生活習慣病を含めた循環器疾患全般の診療を行っています。２４時間 ｏｎ ｃａｌｌ体制で救急処置が必要な循環器疾患にも積極的に対応しています。
近年増加傾向にある虚血性心疾患（心筋梗塞、狭心症）に対しては、外来時スクリーニングとしての心筋シンチ、心臓CT、心臓MRI検査が可能で、心臓カテーテル検査に関しては治療を含め年間1000件弱施行しています。冠動脈形成術は、POBA(風船治療)やSTENT(ステント治療)を中心に、2022年は324件の実績があり、急性冠症候群などの急性期治療が多いのも特色の一つです。
また慢性完全閉塞病変に対しても積極的に経撓骨動脈アプローチ（手首より穿刺）をとり入れて、患者さまのＰＣI後の負担が軽減され好評です。現在開心術は行っておりませんが他院の胸部外科と緊密な連携をとって対応していますのでご安心下さい。
不整脈に関しては、電気生理学的検査（ＥＰＳ）や、リードレスを含めたペースメーカーの挿入およびカテーテルアブレーション（電気的焼灼術）を行っています。
教育に関して、当科での臨床後期研修では、国内留学（沖縄中部病院、静岡がんセンターなど）を行うことで、感染症を含めたより幅の広い研修を行い、全身管理のトレーニングを行っています。更に国内外の医学学会・研究会発表を積極的に行うことで、医療の質を高めるよう日々務めております。
また、研修後の進路は、三重大学循環器・腎臓内科や、済生会熊本病院、桜橋渡辺病院など多岐にわたり、活躍の場を広げています。
以上、鈴鹿中央総合病院循環器内科はSUZUCHU ismの精神で、臨床・教育に関しても積極的に取り組んでおります。