プロフェッショナル

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外来化学療法室

当院では消化器・呼吸器・血液がんなど様々な領域のがん治療に携わっています。薬剤師は抗がん薬の調製を行いつつ、患者面談を行い、服薬指導や副作用の発現状況を確認し、必要に応じて処方や検査の提案等を行っています。抗がん薬調製では、ヒューマンエラーを防ぐため機器を用いた鑑査システムや抗がん薬からの曝露を最小限に抑えることが出来る最新のアイソレーターを2台導入しており、快適な環境で作業を行うことができます。

配属:3名(午後1名)
(2023年11月現在、がん薬物療法認定薬剤師、外来がん治療認定薬剤師含む)

■薬剤師が行なっている主な業務
  • 抗がん剤におけるレジメン管理・鑑査
  • 抗がん剤無菌調製
  • 患者面談・服薬指導・副作用モニタリング
  • 処方・血液検査の主治医への提案
  • 薬薬連携(院内薬局と院外薬局との連携)
  • 医療従事者からの相談応需

■詳細な業務内容の紹介

【抗がん剤無菌調製】

医師の診察にて抗がん薬が投与可能と判断された場合、調製開始の指示がでます。その後、採血結果等の副作用の状況を確認して、薬剤師の視点からも投与可能と判断した場合、調製を開始します。
調製にはアイソレーター(商品名:デュアルケモ)を使用しています。アイソレーターは作業空間と調製者が完全に隔離されており、抗がん薬からの曝露を最小限に抑えることが出来ます。また、薬品のバーコード管理による鑑査システムを導入することで、薬品の種類や規格の間違いを未然に防ぎ、機器による調製量の測定など、ヒューマンエラーを防ぐ工夫がされています。
調製が完了したら、患者さんのもとへ薬が届き安全に投与が開始されます。

【患者面談】  

患者さんのベッドサイドで支持療法、治療状況や副作用のモニタリングを行い、主治医に対して、必要に応じて処方や検査の提案を行っています。また、初回治療や治療変更の際にはパンフレット等を用いて投与スケジュールや副作用、生活上の注意点や薬の使い方などについて説明を行っています。
薬薬連携として、治療内容や副作用の発現状況を記載した文章をお薬手帳に貼付し、保険薬局への情報提供を行っています。

薬剤師をめざす学生さんへ

当院では、毎日沢山の患者さんが外来通院にて抗がん治療を受けられます。治療成績の向上に伴い、長期生存が可能となり、治療効果だけでなく生活の質を維持することが注目されており、薬学的な介入で支持療法薬の提案を行うなど薬剤師への期待が高まっています。がん領域に興味のある方、がん認定資格を目指される方、アイソレーターを体験してみたい方は、気兼ねなくご連絡ください。

救急センター

当院は二次救急医療機関で、主に入院治療を必要とする中等症から重症患者さまを受け入れています。ただ、鈴鹿亀山地域に三次救急医療機関がないことや、多くの重症患者さまを受け入れている現状もあり、救急領域を専門とする薬剤師が、初療から関わっています。

配属: 2名(2023年11月現在ICU病棟と兼務、救急認定薬剤師含む)

■薬剤師が行なっている主な業務

  • 処方薬の問い合わせ対応
  • 持参薬の確認
  • 点滴の調製、ルートのプライミング
  • 配合変化を確認して投与ルートを決定する
  • 重症感染症、抗菌薬の相談応需
  • 臓器機能に応じた投与量の相談応需
  • 過量服薬(over dose)、急性中毒の初療
  • 脳梗塞における血栓溶解薬の調製・準備
  • 心肺蘇生の初療

 

■詳細な業務内容の紹介

【血栓溶解療法】

 当院は一次脳卒中センターに指定され、24時間365日脳卒中や脳卒中を疑う患者を受け入れ、患者搬入後、可及的速やかに診療(血栓溶解療法や脳血栓回収療法)を開始できる施設に指定されています。そのため、血栓溶解療法の適応患者さまが搬送されると、ストロークコールがあり、早急に投与ができるように血栓溶解薬の調製・準備をおこないます。

【心肺蘇生の初療】

 心肺停止患者さまが搬送されることが決定すると、CPAコールがあり、初療にあたります。薬剤師の役割は主にタイムキーパーです。パルスチェックとアドレナリン投与のタイミングをコールします。しかしながら、状況によっては、多種類の薬剤を使用することもあり、同時に注射薬の調製をしたり、心電図の波形、動脈血ガス分析の結果をみて、投与が予測される薬剤の事前準備などをしています。

薬剤師をめざす学生さんへ

 当院での救急医療における薬剤師は、規模は違いますが、大きな病院と同じ薬物療法が受けられるように積極的に関わっています。救急医療をやりたい、学びたい、救急認定薬剤師の資格に興味がある方は、ぜひ、当院の病院見学・インターンシップに来てください。