看護部について

ごあいさつ

 

2019年10月より、看護部長を拝命いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

 

鈴鹿中央総合病院は、地域の中核病院として急性期医療を行う役割を担っています。私たちは職員一丸となって、良質で高度な医療を提供することにより、地域の皆さまに信頼され選ばれる病院づくりに努めています。

 

看護部は、理念に則って「すべての人に“寄り添う”ことを大切にした看護」をビジョンに掲げ、その人にとって最善で安心な看護を提供することを目指しています。急性期医療の場では、生命を救うことに重きが置かれますが、患者さんが暮らしの場に移行できる状態にまで回復を図ること、すなわち、患者さんを「生活する人」として捉え、尊厳を重視し、その人らしく生を全うできるよう全人的に支援することが看護師の使命だと考えています。
看護師教育では、専門的な知識・技術の習得はもちろんのこと、人を思いやる感性や倫理観などの人間性を身につける教育も重視しています。看護師は24時間を通して患者さんの最も身近に関わることができる専門職です。身近にいるからこそ、患者さんおよびご家族の苦痛や苦悩に気づき、人間的な気づかいや配慮ができる人材を育んでいきたいと考えています。
より良い看護を提供するためには、一人ひとりの看護師がイキイキとやりがいや達成感を感じられる働きやすい職場環境は必要不可欠です。個性のある一人ひとりの相互の対話を大切にしながら、個々が本来持つ力を最大限に発揮できる職場環境つくりに取り組んでいきます。豊かな人間性を持つ自律した看護師として、自らの誇りを大切にできる「人」としての成長を、看護という仕事を通じて育んでほしいと思っています。

 

私たちは、患者さん・ご家族が、住み慣れた地域で安心して生活できることを目指して、患者さん・ご家族をはじめ地域の方々のニーズに応えられるよう日々努力してまいります。

take a good care of people

看護部長
喜多村 邦子

 

 

看護部概要

マネージメントスタッフ

看護部長・副看護部長3名 
看護師長14名・看護師主任45名

 

看護提供体制

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)
7対1配置

 

看護師等出身校

三重大学、三重県立看護大学、四日市看護医療大学、兵庫県立看護大学、中部大学、聖隷クリストファー大学、関西医療科学大学、呉大学、日本赤十字看護大学、日本赤十字豊田看護大学、三重県立桑名高等学校衛生看護科専攻科、三重県厚生連看護専門学校、ユマニテク看護助産専門学校、三重看護専門学校、四日市医師会看護専門学校、聖十字看護専門学校、三重中央医療センター附属看護専門学校、桑名医師会看護専門学校、津看護専門学校、岡波看護専門学校など

 

専門・認定看護師等

専門看護師(急性・重症患者看護)、認定看護師(皮膚・排泄ケア、感染管理、摂食・嚥下障害看護、集中ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、がん放射線療法看護)、認定看護管理者、呼吸療法士、臨床工学技士、介護支援専門員、救急救命士、糖尿病療養指導士、循環器専門看護師、透析技術認定士など

 

看護学実習受け入れ等

鈴鹿医療科学大学、三重県立看護大学、ユマニテク看護助産専門学校、三重看護専門学校など

病院理念・方針・目標

看護部理念

私たちは、
すべての人に寄り添うことを大切にした看護を提供します

 

看護部方針
  1. 患者さまの尊厳と権利を尊重し、ニーズに応じた看護を提供します
  2. 安全で安楽なケアを提供します
  3. 多職種と協働し、チーム医療を提供します
  4. 地域と連携を図り、継続看護の充実に努めます
  5. 看護専門職者としての感性を磨き、創造性のある看護実践に努めます
  6. 人に寄り添い、人を活かす職場づくりに努めます

 

2019年度看護部目標

人を大切にした職場風土を作る
パートナーシップ・マインドを醸成し、
PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)の質向上を図る
WLBを考慮した働き続けられる職場づくりをする ど

 

 

専門・認定看護師

急性・重症患者看護専門看護師
緊急度や重症度の高い患者さんのご家族は、刻一刻と状態が変わる中で、治療方針の決定などを迫られる状況が起こります。そのような倫理的問題が生じやすい場面において、患者・家族の思いを尊重したケアや治療の選択ができるよう、ご家族や看護スタッフの支援を行います。患者さん中心の治療、ケアが円滑に進むように、多職種間の調整を行い、最善の医療が提供できるようスタッフ教育に取り組んでいます。

呼吸ケアサポートチーム(RST)では、早期の人工呼吸器の離脱に向けたケアと、呼吸ケアに関する様々な相談に対しサポート活動を行っています。RSTは、医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士・薬剤師で構成され、それぞれの専門的視点から意見を述べ合い、患者さんに安全かつ質の高い医療が提供できるよう活動しています。

 

 

がん看護専門看護師 

がんと診断されたときや治療中・治療終了後などの時期に関わらず、がんを抱えながら生活する患者さんやご家族の思いに寄り添い、安心して自分らしく過ごすことができるように、がんによる様々なつらさや治療・療養での困りごとなどを共に考え、サポートしています。
そして、がん患者さんにより良い医療やケアができるように、病院内外の医療スタッフと連携し、また、そのケアが入院や外来などの療養環境の変化によって途切れないようにするための調整も行っています。

また、痛みや吐き気・呼吸困難などの身体症状を担当する医師、気分の落ち込みなどの精神症状を担当する医師をはじめ、薬剤師、臨床心理士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、理学・作業療法士などで構成された緩和ケアチーム(PCT)の一員としても活動をしています。


老人看護専門看護師
急性期病院に入院する高齢患者さんにとって、入院に伴う環境の変化や治療過程での加齢の影響、高齢者特有の複雑な健康問題に対する配慮は必要不可欠になります。また、高齢患者さんの生き方を知り、尊重し、自尊心を傷つけず、日常倫理を意識した看護提供になるような働きかけも求められます。これらの視点を大切に、高齢患者さんにとっての最善を考え、「元の生活に戻れるよう」多職種と連携して活動しています。
認知症ケアチームでは、認知症を有する患者さんが、安全で安心できる医療が円滑に受けられるよう、専門性を生かした認知症ケアを提供しています。


感染管理認定看護師
患者さんやご家族、当院で働く全ての医療従事者、訪問者の方々を感染から守り、安全な医療環境を提供するとともに、感染拡大を防止することを目的に活動しています。
当院では、感染対策に関する専門的な知識と経験を有する医師(感染制御医師)をはじめ、臨床検査技師(感染制御認定臨床検査技師)・薬剤師(感染制御認定薬剤師)など多職種で感染対策チーム(ICT)を組んで活動しています。ICTでは、院内での感染症発生動向に関する調査・報告,感染症発生時の対応,感染症流行時の対応,院内ラウンドを実施し、感染対策の実施状況の確認・指導などを行っています。

市民の皆さまが、安心して当院に来院していただけるよう、院内の感染防止対策に取り組んでいきたいと思います。

 

皮膚・排泄ケア認定看護師 
当院には現在2名の皮膚・排泄ケア認定看護師が在籍しています。
皮膚・排泄ケア領域は、ストーマケアを基盤として始まり、創傷ケアや失禁ケアへと拡大していった分野です。
主に、ストーマケアや入院中の褥瘡・創傷ケア,失禁ケアなどに伴う問題を抱えている患者さんに対し、適切なケアや指導を行うことで、皮膚の健康を守り、傷害された皮膚の健康を取り戻すことを目指して頑張っています!

健やかな皮膚と尊厳ある排泄ケアを目指し、専門的知識と技術を持って、その人らしい生活を取り戻すことをできるよう、暖かで心に寄り添えるような看護を心掛けています。

 

摂食・嚥下障害看護認定看護師 

北川 晶子(左) 田本 まなみ(右)

「口から食べる」ということは、生命維持に必要な本能的な営みであり、生きていくための楽しみのひとつでもあります。 病気や身体機能の低下により「口から食べる」ことができなくなった患者さんに、少量でも安全に口から食べてもらえるように関わることが病気の回復にもつながります。安全に「口から食べる」ために、多職種と協働して口腔機能の維持・改善を目的とした口腔ケアから始まり、摂食訓練を実施しています。また、退院後の生活も見据えた調整を行い、自施設での介入に留まらない関わりをしています。

少しでも『おいしく安全に』食べ続けることができるよう支援しています。

 

 

がん化学療法看護認定看護師
がん薬物療法を受ける患者さんとそのご家族が、安心して治療が受けられるよう、支援しています。近年では、患者さんのQOLを重視した視点などから、薬物療法は通院治療が多くなっています。ご自宅から通院しながら、治療の継続ができるように病棟と外来の継続看護の強化、副作用などに対応するためのセルフケア教育の実践など、質の高い看護を提供できるように日々努力しています。

 

がん放射線療法看護認定看護師
放射線治療は、手術療法、がん薬物療法と合わせてがん治療の3本柱になってきています。放射線治療単独だけではなく、手術や薬物療法と併用する集学的治療が主流になってきています。そのため、有害事象により、治療の継続が困難になることや、治療に不安を抱く患者さんも多いです。 
放射線療法看護では、治療で起こりうる有害事象のアセスメントを行い、効果的な予防と、症状緩和ができるよう、患者や家族にセルフケアを中心に看護をしています。

 がん患者さんやご家族が、治療中に抱く不安や、治療の経過で生じる気持ちの変化といった、心理、身体面のケアを行いながら、予定通り放射線治療が終了するよう、サポートしていきたいと思っています。

 

緩和ケア認定看護師
がんと診断された患者さんとご家族がどのような状況におかれた時も、より多くの選択肢を提示し、患者さんとご家族の選択されたことを支援し、応援し続けられる医療者でありたいと思っています。
緩和ケア病棟に所属し、患者さんとご家族が大切にされていることを大切にし、トータルペインの視点でアセスメントを行い、多職種連携を行い、その人にあったケアを提供できるように活動しています。

また病院外では、看護学生・医療福祉スタッフへの講義、市民への講演などを行い、次世代への教育や緩和ケアの啓発も大切に考え活動しています。

 

 

認知症看護認定看護師
認知症看護認定看護師の役割は、認知症のプロセスと予後を理解し、療養環境の調整を行い、住み慣れた地域で安心して生活できるように支援することです。認知症の方が病気で入院すると、治療や入院という環境変化によって、混乱をきたしてしまいます。認知症看護の専門的な知識と技術を生かし、多職種と協働しながら、認知症の方が混乱せずに安心して療養生活を送ることができ、認知症の方の尊厳を守り、認知症の方が持てる力を発揮できるよう支援していく活動を行っていきたいと思っています。しかし、患者さん・ご家族やスタッフの負担は大きいと思われます。お困りごとがあればなんでもご相談ください。

 

 

お問合せ・アクセス

  • 〒513-8636
    三重県鈴鹿市安塚町山之花1275番地の53

    TEL 059-382-1311

    e-Mail:info@sch.miekosei.or.jp

  • 電車でお越しの方

     近鉄ご利用の方:白子駅下車→バスで10分
     伊勢鉄道ご利用の方:玉垣駅下車→徒歩20分

    バスでお越しの方

     近鉄白子駅、平田町駅、鈴鹿市駅よりバス利用 約10分
     三交バス時刻表

     

    お車でお越しの方

     国道23号線 マックスバリュー鈴鹿店分岐より西へ 10分
     ※駐車収容台数に限りがありますので、公共交通機関のご利用をお勧めいたします。
     やむなくお車でお越しの場合、午前中の診療時間は大変混雑しますので、
     時間に余裕をもってお越しください。

     

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