三重県厚生連は県内に６病院と老人保健施設を併設した診療所の計７つの医療機関を運営し、地域の皆様が安心して健やかに暮らせるよう医療・保健・福祉を提供しています。
　厚生連はＪＡが設立した組織で「山間へき地に光を」をスローガンに医療が届かなかった農山村部に病院を開設してきました。本会でも ４病院が人口５万人未満の市町にあり地域医療を支えています。
　今、我が国では少子高齢化・人口減少が加速度的に進んでいます。医療・介護ニーズは大きく変わってきており多様化・複雑化しています。また、３年以上にもおよぶ新型コロナウイルスの感染拡大は日本の医療提供体制を揺るがす事態となりました。

　本会では全ての病院が地域の基幹病院として中心的な役割りを果たしています。夫々の病院によって機能は違いますが高度急性期から慢性期までの医療、救急医療、がん等の専門医療を行っています。また、過疎化が進む地域のプライマリ・ケアを支え、医療がひっ迫している地域に対する医療支援を行っています。
　新型コロナウイルスへの対応では発生当初から４病院が重点医療機関に、６病院が診療・検査医療機関の指定を受けて発熱外来の開設、入院の受入れ、ワクチン接種、ＩＣＴ（感染制御チーム）の派遣等を行ってきました。コロナ禍の３年間を乗り切ってこられたのは皆様の理解・応援があったからに他なりません。病院で働く職員にとって、心強く大きな支えとなりましたこと心からお礼申し上げます。

　医療は人が暮らしていくためにはなくてはならない機能です。
　医療はこれまでにも増して厳しい状況にありますが、私たちには地域の医療を守る使命・責任があります。
どのような厳しい時代になろうとも、どう時代が変わろうとも、私たち三重県厚生連は これからも医療・保健・介護福祉サービスを通して地域を守り 地域の方々が健やかに安心して暮らせるように取り組んでまいります。

三重県厚生農業協同組合連合会
代表理事理事長  庄 山  隆 裕

JA三重厚生連は、医療・保健・福祉活動を通じて、
組合員と地域住民の皆さまが、
安心して健やかに暮らせる地域づくりに貢献していきます。