部門紹介

総合リハビリテーションセンター

 平成29年4月より当部門スタッフの増員により従来の疾患別リハビリ(運動器・脳血管・呼吸器)に加え、新たにがん患者・心大血管疾患リハビリを提供させていただくことになりました。これにより急性期・回復期(入院)~維持期(外来・通所・訪問)まで一貫した幅広いリハビリ医療の提供及び地域に根ざした介護基盤(居宅介護支援事業所、地域包括支援センター併設)により早期の家庭・社会復帰を目指します。また担当医の指示の下、理学療法・作業療法・言語聴覚療法のリハビリスタッフと看護師・介護士・薬剤師・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなどの専門スタッフからなるチームが、個々の患者さまの目標達成に向かいリハビリを包括的にサポートいたします。 

 

当院の各種リハビリテーション
急性期リハビリテーション
 入院または手術後早期より疾患別リハビリテーション(脳血管疾患リハビリ、運動器リハビリ、呼吸器リハビリ)を提供しております。また今後、がん患者リハビリ、心大血管疾患リハビリを新たに提供させていただき、充実したリハビリテーションにより、患者さまの早期家庭・社会復帰をサポートいたします。
回復期リハビリテーション病棟
 病気や怪我などの回復期の患者さまに対して、心身機能の回復や日常生活動作(基本的動作)の向上を図り、家庭や社会への復帰を目的とします。また患者さま各々のリハビリテーションプログラムを、医師・看護師・介護士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・薬剤師・管理栄養士・ソーシャルワーカー等が共同で作成し、集中的なリハビリテーションを行います。入院中は休日もリハビリを実施し、入院生活中にはリハビリが継続できるような入院環境を提供します。(必要に応じて院内外泊※も行います)
 ご自宅に退院される方には、地域関連施設等と連絡を密にして、継続的なリハビリテーションを行います。また退院後必要に応じて家屋訪問調査を実施し、手すり等の設置や福祉用具・介護用品の利用等や担当医指示の下、義肢・装具の利用も提案させていただきます。


※院内外泊とは
 病棟内家庭復帰支援室を利用して、病棟スタッフ援助・協力の下、退院後の自宅での生活を想定し介護方法を計画し、院内で試験的に患者さまとご家族が1日を通して共に過ごし、介護体験をする取り組みを行っています。また介護体験後の結果をふまえて、患者さまとご家族、病棟スタッフが一体となり、退院後患者さまがより良い生活が送れることができるように検討していきます。

地域包括ケア病棟
 地域包括ケア病棟は平成29年8月より開設となった新病棟です。地域包括ケア病棟では、急性期治療後、在宅退院するには身体的な不安のある方や在宅療養中で体力低下など身体的な不安のある方、レスパイト入院(休息入院)期間中の体力低下を予防したい方などを対象にリハビリテーションを行っています。リハビリテーションには、専従理学療法士が担当として中心に関わりますが、当院には作業療法士や言語聴覚士も在籍しており、リハビリテーションに関する様々な問題に対応させていただきます。

 

疾患別リハビリテーションについて
脳血管リハビリテーション
 充実した設備において、専門の知識を有した理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が共同して脳血管リハビリテーションを行っております。脳血管疾患、中枢神経疾患、神経筋疾患などの患者さまを対象に、機能改善や家庭復帰、社会復帰をめざし、身体機能訓練、言語訓練、嚥下訓練、歩行訓練(装具歩行訓練)、日常生活動作訓練、家事動作訓練などを行います。また必要に応じてご自宅へ訪問し、環境調整や社会生活の相談・援助を行うなど、退院後の生活を見据えたリハビリテーションを行っております。
がんリハビリテーション
 当院では、平成29年4月から、入院がん患者さま(胃がん、乳がんなどの手術後やがん終末期)を対象に「がんリハビリテーション」を行っています。手術後、身体機能や日常生活動作の低下を予防、改善する目的や家庭・社会復帰に向けて専門の知識を有した理学・作業療法士が身体機能改善に努めていきます。また、入院がん終末期の患者さまには、当院の緩和ケアチームと連携して少しでも快適に日常生活が送れるように、リハビリテーションを行っています。
運動器リハビリテーション
 運動器とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を支えたり動かしたりする組織・器官のことです。当院の運動器リハビリテーションでは、病気、けが、高齢などにより運動機能が低下し、日常生活などを行う事が困難になった場合に、運動機能の維持・改善を目的に運動や電気刺激・温熱などの物理的手段や装具療法を用いて行われる治療法で、早期(手術前等)からリハビリテーションを開始し、受傷前の生活に戻れるよう、自宅での生活を考慮し日常生活の獲得・職場復帰に向けて支援し、身体機能を可能な限り改善することを目的とします。
呼吸リハビリテーション
 入院患者さまや外来患者さまを対象に、呼吸リハビリテーションを行っております。肺気腫・間質性肺炎・誤嚥性肺炎などあらゆる肺疾患の方に呼吸方法や運動、日常生活動作の訓練をしております。病院内のみの指導にとどまらず、退院後も呼吸機能や運動機能の維持を目指し、より良い生活を送れるよう継続した指導、自己管理の教育をさせていただきます。
心臓リハビリテーション
 心不全や心筋梗塞、狭心症、開胸手術後など心臓疾患の方に医師処方のもと心電図モニターを装着し安全に心臓への負担を軽減した歩行訓練や生活動作訓練などを施行し、できる限りの身体機能の回復や持久力向上を目指します。またリハビリスタッフの指導のみにとどまらず看護師や管理栄養士とともに退院後の再発防止や栄養状態、身体機能維持のため連携した指導・自己管理教育をさせていただきます。
さまざまなリハビリテーション
理学療法とは
 病気や怪我、高齢などにより身体の運動機能が低下した方々を対象に、運動や温熱・電気などの物理的手段を用いることで、運動機能の改善を図り、座る・立つ・歩くなどの基本動作の獲得を目指します。具体的には、動かしにくくなった関節の改善を図る関節可動域訓練、個人の状態に合わせ、適切な歩行補助具(平行棒や歩行器、杖など)を使用し、実用的な歩行の獲得を目指す訓練などを行います。
作業療法とは
 病気や怪我のため身体に障がいを負った方々に対し、今後生活していくための問題を的確に評価し、いろいろな作業活動を用いて治療・訓練・援助を行います。障がいがあっても残された機能を最大限活用し、在宅生活、仕事への復帰を目指した訓練を行います。また動作を分析・評価し、患者さま一人ひとりにあった適切なやり方・介護の方法で日常生活動作訓練、家事動作訓練、手指巧緻動作訓練などを行います。
言語聴覚療法とは
 主に脳出血・脳梗塞などの後遺症でコミュニケーション障がい(失語症・構音障がい)の方や食べることの障がい(嚥下障がい)の方に対するリハビリテーションを行っています。また定期的にリハビリテーション医師(非常勤)による嚥下造影検査も実施しております。
※嚥下造影検査
 当院ではレントゲン室で、飲み込みの機能に異常がないかを調べる嚥下造影検査を実施しております。検査では、造影剤(バリウム)入りの食品がどのように口から胃まで運ばれていくのか確認することができます。そこで異常が見られた場合は、安全に食べられる食事内容や姿勢を検討します。検査に必要な時間は30分程度です。
外来リハビリテーション
 外来リハビリテーションとは、当院入院の患者さまが自宅などに退院された後、四肢機能の改善、日常生活動作の向上を目的に専門の療法士が個別に治療・訓練をさせていただきます。また他施設さまからの紹介による患者さまにも同様な治療・訓練をさせていただいております。対象となる患者さまに関しては、疾患別リハビリ(運動器・脳血管・呼吸器・心大血管疾患など)となり、ほとんどの疾患、障がいのある患者さまに対応させていただくことができます。
通所リハビリテーションいきいき
 理学療法士・言語聴覚士・看護師・介護職員がリハビリや介護一般の支援をさせていただきます。
利用者さま個々の能力に応じ、可能な限り自立した日常生活を送ることができるように 訪問調査を行ったうえリハビリテーション実施計画を作成し、理学療法士・言語聴覚士・看護師などが、一丸となってリハビリテーションを行っています。
また病院併設のため急変時に迅速な対応が可能であり、比較的医療依存度の高い方の受け入れもしております。
訪問リハビリテーションいきいき
 訪問リハビリテーションでは、利用者さまらしい暮らしができ、ご家族の介護負担を軽減できるようご自宅に訪問し、目標に向けたリハビリテーションを提供していきます。