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Attending doctors

血液内科
部長
伊藤竜吾




血液内科

 血液・腫瘍内科は、7床の簡易無菌治療室と2床の完全無菌治療室を有する化学療法専用病棟を完備し、血液疾患全般、血液がんや乳癌を中心とした固形癌の化学療法および造血幹細胞移植を行っています。おもな診療実績としては、年間の新規入院患者数として、およそ急性白血病20名、悪性リンパ腫50例、多発性骨髄腫12例、骨髄異形性症候群15例、特発性血小板減少性紫斑病等10例、造血幹細胞移植例10例、乳癌等の固形癌30例ほどです。日本骨髄バンク、臍帯血移植認定施設を取得したことにより、臍帯血移植、非血縁者間移植も積極的に行っています。臨床研修にて血液悪性腫瘍、造血障害、血栓症、出血傾向など、血液疾患のすべての領域について経験を積むことができると思います。疾患に対する治療はEBMを基本とした標準治療を行っていますが、血液分野における診断法・治療法の進歩はめざましく、従来の標準的化学療法に加えて、分子標的療法、造血幹細胞移植、免疫療法など治療の選択肢が広がっています。現時点で明らかなエビデンスを整理し、適切な診断や治療が行えるように県内の他施設や県外施設との交流をはかり、新たな情報を取り入れるようにしています。当科では悪性疾患患者が大半で、治療を進めるに当たっては緩和ケアの実践は不可欠であり、早期から積極的に肉体的、精神的苦痛緩和に努めております。チーム医療も推進しており、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士と多職種によるカンファレンスを定期的に行い、患者さま中心の治療をすすめるようにしています。