平成30年度 松阪中央総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 594 160 126 250 461 705 1447 2293 1903 589
平成30年度の当院を退院した患者様の年齢を10歳刻みで集計しています。
退院患者の年齢構成を調べると、その病院の特徴をある程度調べることができます。
当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者様にご利用いただいており、身体各所にわたる問題をもたれる患者様でも総合病院の長所を生かし、他科との連携もスムーズに治療させていただいています。また当院は、緊急の受け入れを積極的に行っている二次救急指定施設です。さらに、松阪地区小児救急拠点病院として二次救急医療担当(24時間365日)でもあり、新生児・乳幼児も多く入院しています。
当院では、緊急治療を要する循環器疾患や、専門治療を必要とする重症の心血管疾患に対して、迅速かつ最善の治療を提供することを目的として、平成29年4月より心臓血管のスペシャリストがタッグを組む心臓血管センターを開設。救急科との連携強化とともにチーム医療を行い、緊急の心臓・血管疾患に対応しています。また、松阪地区で唯一循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科、神経内科が揃っており、循環器疾患において連携して治療を行えるメリットがあります。
また、地域がん診療連携拠点病院であり、こちらについても松阪地区で唯一となっており、三重県内でも4病院のみが指定されている中の1つとなっています。がん疾患に力を入れているため、60代70代80代が多い傾向にあります。
平成28年11月よりPET-CTを導入し、短時間のうちに全身の検査が可能で、がんの早期発見に役立てています。また、平成29年1月より消化器内科と外科が連携する高度な専門医療チームの消化器センターを開設、平成29年3月より乳がんをはじめとする乳腺の様々な病気の診断と治療を専門に行う乳腺外来を開設、平成30年4月より足のトラブルに対する治療を専門に行うフットケア外来が開設し、専門医療に力を入れています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 145 20.47 17.66 8.97 85.10
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 処置2なし 138 6.51 5.15 0.00 66.43
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 113 4.30 4.47 1.77 71.33
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2:リツキサン(4) 副傷病なし 106 17.60 16.17 1.89 71.03
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし 99 20.19 20.92 19.19 85.22
内科と言っても最近では、専門分野での医療が進展し、循環器内科、血液腫瘍内科、腎臓内科、呼吸器内科、消化器内科、脳神経内科などがあります。
当院では、循環器内科、血液腫瘍内科、腎臓内科、呼吸器内科が内科となっています。
循環器内科では、虚血性心疾患、不整脈、心不全、末梢動脈疾患、深部静脈血栓症/肺動脈塞栓症などの循環器疾患全般の診療を行っています。不整脈の中でも特に脳梗塞の原因として注目されます。心房細動の治療(経皮的カテーテル心筋焼灼術)でも多くの治療成果があります。また、急性心筋梗塞や不安定狭心症には特に迅速な対応を取っています。虚血性心疾患に対しては、経皮的冠動脈形成術を行いますが、経橈骨動脈法(手首の血管からカテーテルの検査及び治療)を取入れて患者様の精神的及び肉体的負担の軽減に努めています。また心臓血管外科との合同カンファレンスを定期的に開催し、最善・最適な医療の提供を目指しています。
高齢化が進み、徐脈により症状が出る方にはペースメーカー治療を行い、難治性心不全に対しては、先進的治療である両心室ペースメーカー植込術や心房細動、心室頻脈などの致死性不整脈に対する埋込型除細動付きペースメーカー植込術を行っています。また、心不全で入院された患者さまには早期から心臓リハビリテーションを開始し、入院前のADLを維持できるような多職種によるチーム医療を提供しています。
当院では、重症虚血肢や糖尿病性足病変に対する創傷ケアにも力を入れており、毎週火曜日にフットケア外来(要予約)を開始し、入院患者様においては医師、看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師、透析看護認定看護師)、理学療法士からなるフットケアチームによる定期回診を行っています。外来にてABI(四肢の血圧同時測定)、血管エコー検査による末梢血管の評価を行うことで動脈硬化の早期発見を目指しています。しかしながら、発見が遅れ血管の動脈硬化のために歩行時下肢痛が見られる方には経皮的血管形成術を行っています。また、糖尿病専門医による外来診療も現在のところ週2回ではありますが、治療・管理にあたっています。さらに糖尿病等の集団栄養講座も積極的にとりおこなっております。
血液腫瘍内科では、日本血液学会認定血液専門医が中心となり各種の血液疾患に対して十分な検討しながら、スタッフとともに患者様及びそのご家族様と十分な相談をした上で治療方針を決定しています。急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群などの悪性腫瘍疾患、特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、溶血性貧血などの良性疾患にいたるまで幅広い治療を行っています。また、愛知県がんセンターや東京大学医科学研究所附属病院、国立がんセンターなどと医療連携を積極的に図っています。
腎臓内科では、腎臓疾患全般にかかる初期治療から保存期診療を積極的に行うとともに、腎機能廃絶後の透析療法を必要とする患者様には、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を重視した医療の提供を目指しています。
呼吸器内科は、現在のところ週2回の外来診療のみですが、悪性腫瘍に対しては、心臓血管外科(胸部外科)・放射線治療科と連携して治療にあたっています。また、外来化学療法室も充実しており、病院全体で緩和ケアに取り組んでいます。
胃腸科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 301 2.25 2.67 0.00 64.70
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 副傷病なし 65 14.18 10.08 6.15 77.15
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 57 7.72 7.75 0.00 68.23
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし 56 27.45 20.92 14.29 89.30
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 処置2なし 52 8.08 5.42 1.92 61.08
胃腸科(消化器内科)では、食道、胃十二指腸、小腸、大腸などの消化管や肝臓、胆道、膵臓を中心とした消化器疾患に対し、専門的な診断と治療を行っています。
救急患者様で、必要に応じて緊急内視鏡、超音波検査及びCT検査を実施するとともに、外科との密接な連携を図り、迅速で適切な治療を行っています。また、緊急症例の受け入れを積極的に行っている二次救急指定施設であるため、当科でも誤嚥性肺炎などの救急患者様の治療も担当しています。
食道・胃・大腸がんの早期発見に努めるべく、内視鏡検査による診断を実施するとともに、疾病の進行の度合いを正確に診断・評価し内視鏡的治療についても積極的に行っています。進行した消化器がんに対しては、その進行の程度により手術が望ましいと診断された場合は外科への院内紹介を行っています。万が一、手術不可能と診断された場合であっても、病態に合わせた化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療に加え、内視鏡や超音波装置を用いた治療を行っています。
胃がんが発症する要因として、ヘリコバクターピロリ菌による感染症がその一つとして考えられる中、胃がんリスク健診(ABC健診)に加え、内視鏡検査による判定を行い、除菌治療に力を注いでいます。
難治例の炎症性腸疾患に対しては、免疫抑制剤療法(サイクロスポリンの点滴静脈注射・内服・抗TNF-α受容体治療薬)や白血球除去療法を積極的に行っています。
肝臓に関してもウイルス性肝炎に対する内服治療、肝がんに対する動脈化学塞栓術(TACE)やラジオ波焼灼術(RFA)のほか、進行例に対しては抗癌剤や分子標的治療も進めています。
救急患者様においては、再発を繰り返す胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、膵炎(急性・慢性)、その他の消化器疾患については、それぞれの専門医が適切な治療を行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 64 6.44 7.30 0.00 62.48
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 15歳以上 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 62 3.90 4.96 0.00 68.05
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 55 6.35 5.49 0.00 41.67
060035xx0101xx 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2:人工腎臓等(1) 45 24.36 30.09 2.22 70.56
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術等 処置2なし 37 12.70 10.59 0.00 68.46
外科では、消化器外科(消化管外科、肝胆膵外科)、乳腺外科、一般外科を担当しており、地域がん診療連携拠点病院として、がん治療を診療の柱としています。また、ベストドクターズ社から『Best Doctors』に選出された医師や、日本内視鏡外科学会の技術認定医も在籍しており、質の高い医療を提供しています。また、日本肝胆膵外科学会では高度技能指導医および高度技能専門医制度が設けられました。2016年6月現在、三重県では指導医が6名、専門医が5名認定されていますが、高度技能指導医と高度技能専門医の両者が在籍するのは大学病院と当院のみです。2019年1月日本乳癌学会の乳腺専門医の認定を新に受け全国トップレベルの乳腺疾患の診断・治療を行っています。
当院外科では、消化器のがん(食道がん、胃がん、結腸がんや、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなど)の手術を多く行っており、消化器の良性疾患(胆嚢結石、虫垂炎、痔核など)、乳がん、鼡径ヘルニア(いわゆる脱腸)、甲状腺疾患、さらに体表の出来物など、多くの外科的疾患を治療しています。もちろん、外傷や消化管穿孔、腸閉塞などの救急疾患にも対応しています。 また、高度技能指導医と高度技能専門医を中心に一般には手術の難しい高度進行肝門部胆管癌や高度進行膵癌に対しても、肝膵同時切除や血管合併切除などの高難度手術を行っています。
消化器疾患(胃がん、大腸がん、胆石、虫垂炎など)には体に優しい腹腔鏡下手術を積極的に行い、胆道がん・膵がんの高難度手術を行っています。
乳がんでは乳房温存手術、センチネルリンパ節生検を行い、鼡径ヘルニアには腹腔鏡手術を行っています。
がんには手術だけではなく、放射線治療や抗癌剤治療も行っています。当院には放射線治療専門医が常勤しています(県下で放射線専門医が常勤しているのは4病院のみです)。放射線照射ですが、IMRT(強度変調放射線治療)に加え、県内で初めてIGRT(画像誘導放射線治療)に対応する放射線治療装置を導入しました。放射線治療は、放射線治療専門医と蜜に連携をとりながら、症例に応じて、より効果的で副作用の少ない方法を選択しています。そして、手術から術後の治療、さらにその後の経過観察を一貫して外科の主治医が担当させていただけるのは当院の特色であります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 116 3.70 5.43 0.00 1.98
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 処置2なし 60 3.10 5.42 0.00 3.62
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症 副傷病なし 59 4.69 6.19 1.69 1.36
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 処置2なし 50 3.66 6.14 0.00 3.10
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 2500g以上 手術なし 処置2なし 副傷病なし 31 6.32 6.17 3.23 0.00
当科は、松阪地区小児救急拠点病院として二次救急医療担当(24時間365日)でもあり、そのため新生児・乳幼児の入院も多いです。急性咽頭喉頭炎・扁桃炎・扁桃周囲膿瘍や、RSウイルスなどのウイルス感染および肺炎球菌、インフルエンザ菌などの細菌感染による下気道炎(肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎など)などが多く、上気道炎(咽頭炎、感冒(かぜ))やロタウイルスやノロウイルスなどによる脱水症状を伴う胃腸炎も上位を占めています。
感染症が主な治療対象となっていますが、小児喘息、川崎病、腎炎、ネフローゼ症候群、低身長症などの治療も行っていますが、白血病、小児がん、心疾患、新生児疾患などの特殊疾患は、三重大学病院、三重中央医療センターと連携を行っています。また、予防接種、乳児健診、専門外来を行っています。
小児医療だけでなく、子育て支援センターとしての役割を果たせる小児科を目指しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 108 31.67 26.30 62.96 82.75
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術 処置2なし 30 21.73 16.80 0.00 73.03
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷 手術なし 副傷病なし 28 37.64 19.61 32.14 71.82
160760xx97xxxx 前腕の骨折 その他の手術 28 11.07 5.68 0.00 59.32
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア その他の手術 24 14.92 15.83 0.00 58.04
整形外科は、全身の運動器の障害を治療する科です。最近では部位により専門化が進んでおり、治療法も日々進化してきているなか、大学病院など、院外の各部位の専門家にアドバイスをいただいたり、時には執刀医として招いたりすることにより、高度で的確な医療を提供するよう努力しています。
骨折(外傷)、靭帯損傷、脊椎疾患、関節疾患(人工関節)に対する手術を行っており、上肢の手術では術後1週間ほどで自宅に退院します。脊椎疾患や高齢者の大腿骨頚部骨折の患者様では長期でのリハビリを必要とするため、術後にリハビリテーションのための専門の病院への転院を調整しています。
それぞれの患者様に応じた治療ができるよう医師、理学療法士、看護師、ソーシャルワーカー参加の症例検討会を実施し討議するとともに、クリニカルパスを積極的に導入、リハビリテーションを早期に開始することで、入院日数の短縮を心がけ1日でも早い社会復帰を支援しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 処置2なし 副傷病なし 67 10.13 11.80 7.46 77.49
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし 42 8.67 7.35 19.05 67.33
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫 JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 28 19.00 18.72 42.86 69.93
010070xx01x0xx 脳血管障害 脳血管内手術等 処置2なし 22 10.14 14.61 0.00 71.73
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 処置1:動脈造影カテーテル法 処置2なし 20 3.35 3.16 0.00 73.05
脳神経外科では地域医療支援病院として、脳神経外科の重症救急疾患の治療を中心に診療を行います。また脳疾患のみではなく、脊椎・脊髄疾患の外科治療にも力を入れています。
主に、クモ膜下出血(脳動脈瘤破裂)、未破裂脳動脈瘤、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷(硬膜下血腫)などの外科治療を行っています。最近では、低侵襲的な血管内治療にも力を入れており、手術件数も増加してきています。くも膜下出血、脳出血などの出血性病変、超急性期脳梗塞に対する血栓溶解療法、血栓除去療法などの虚血性病変に対しても積極的に治療を行っています。これらの疾患は急性期治療が必要となるため、常に緊急処置が可能な態勢を整えています。脳腫瘍については、髄膜腫、神経鞘腫、下垂体腺腫などの良性腫瘍、神経膠腫(グリオーマ)、転移性脳腫瘍などの悪性腫瘍に対しても加療を行い、必要に応じて放射線化学療法を導入致しています。
一方神経疾患では、脊椎や脊髄の病気の外科治療に力を入れています。具体的には、脊髄腫瘍、頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症、キアリ奇形、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などの手術を行っています。また顔面けいれん・三叉神経痛に対する手術も行っています。これらの病気は命にはかかわりませんが、激しい痛みや歩行障害などのために日常生活に大きな支障をきたします。患者様には、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を重視した医療の提供を目指しています。術後には、リハビリテーション専門医と連携をはかり、早期にリハビリテーションを開始し、早期の社会復帰、退院を目指すように努力しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 処置1:前立腺針生検法 副傷病なし 69 3.25 2.53 0.00 68.65
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 処置1なし 副傷病なし 60 6.65 5.62 0.00 61.12
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 処置1なし 処置2なし 59 9.10 7.20 0.00 73.02
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 処置1なし 副傷病なし 32 2.16 2.72 0.00 55.91
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 処置2なし 副傷病なし 24 9.08 8.75 4.17 70.67
当院は地域がん診療連携拠点病院と二次救急病院に指定されている関係上、泌尿器がんと尿路結石や重症の尿路感染症の患者様の入院が多くを占めています。なかでも一番多いのが上部尿路疾患(尿路結石)です。尿路結石も生活習慣病の一つで、増加及び高齢化が進んでいます。当院では、内視鏡によるレーザー治療や1泊2日で手術が行える、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術の手術を行っています。また、結石による重症な尿路感染症には緊急で尿管ステントを入れて、その後二期的に結石の手術をする患者様が大部分です。
近年高齢者に増加している前立腺癌の精査も積極的に取り組んでおります。前立腺針生検法を用い前立腺癌の精査を行います。前立腺癌が認められた場合、抗がん剤療法や放射線療法等も行っております。前立腺がんに対する放射線療法は、専用のコンピューターを用いて、強さや方向を調整しながら照射を行うことにより、前立腺に高線量を集中して照射することができ、直腸や膀胱など周辺の臓器への影響を最小限に抑えることができます。 体への負担はほとんどなく、外来通院で治療ができます。
膀胱がんに対する経尿道的手術も多く、浸潤性膀胱がんに対する各種尿路変更、手術に対する危険性の高い方に対する動注化学療法併用放射線療法、腎・尿管がんに対する腹鏡下手術なども行っています。院内の専門看護師、薬剤師、管理栄養士、放射線科医、放射線治療医、放射線治療技師との連携による多職種参加型治療の形態を確立し、外部の小児泌尿器科医、女性泌尿器科医などの専門医と連絡をとり、より専門性の高い治療の提供を目指しております。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 38 3.76 5.10 2.63 70.42
010060x2990401 脳梗塞 3日以内かつJCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(4) 副傷病なし RankinScale0~2 35 17.34 16.18 25.71 72.29
010230xx99x00x てんかん 手術なし 処置2なし 副傷病なし 28 4.57 7.28 3.57 68.68
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし 25 16.56 20.92 8.00 83.40
010155xxxxx20x 運動ニューロン疾患等 処置2:ラジカット(2) 副傷病なし 15 14.27 16.35 13.33 70.73
神経内科(脳神経内科)では、脳・神経・筋肉の領域で内科的治療を要する病気を扱っています。症状は多彩で、頭痛・めまい・手足のしびれや痙攣・物忘れ等々、脳CTやMRI、脊椎のレントゲン、脳シンチグラフィー、脳波検査、神経伝導速度検査、筋電図などを用いてその原因を特定し治療を行っています。また、内科、脳神経外科、精神神経科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科などとの関係も深く、連携を図りながら診療を行っています。
脳血管障害を中心とした患者様が多く入院され、前庭機能障害(めまい)、脳梗塞、髄膜炎やてんかん、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、パーキンソン病などが上位を占めています。特に、脳梗塞等は早期の治療開始が求められることから、CT・MRIによる迅速な検査と治療を開始し、外科的治療が必要と判断される場合は、脳神経外科で対応をいたします。また超急性期の脳梗塞に対しては脳塞栓溶解療法も行っています。血栓を強力に溶かすことで劇的に症状を改善させることがある一方で、出血を合併症としてひき起こすことがあり、投与に際しては十分な注意が必要とされています。 また、筋力の低下と後遺症のリスクを軽減するため、リハビリテーション科との連携を図り、早期リハビリテーションを積極的に行っています。 また、緊急症例の受け入れを積極的に行っている二次救急指定施設であるため、当科でも肺炎・誤嚥性肺炎などの救急患者様の治療も担当しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 24 6.79 6.16 0.00 42.46
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 その他の手術 22 10.91 8.86 0.00 75.95
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む) 腹腔鏡によるもの等 20 7.05 6.28 0.00 40.95
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 17 8.88 9.87 0.00 46.71
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 13 7.62 9.63 0.00 33.85
当院は平成31年2月で分娩の取扱いを中止しました。昨年度の患者数において正常な自然分娩には健康保険は適応されず、自費となりますので、この表には掲載されていません。健康保険が適応されるのは、胎児および母体の妊娠に関する諸問題や分娩の合併症などに関してです。妊婦健診は引き続き行っていますので、妊娠9か月頃までに分娩予定の施設へ紹介させていただくことになります。不妊治療については原因の検索を行ない、タイミング法・排卵誘発など自然に近い治療法から始めております。
婦人科疾患に関しては、良性の疾患として子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・女性性器脱・感染症などが主ですが、保存的治療・薬物療法・手術療法などで治療を行っております。手術療法が考えられる場合も、術後の生活の質を維持するために低侵襲手術を取り入れており、腹腔鏡手術やお腹に傷をつけない子宮鏡手術・膣式手術を積極的に行い、入院期間の短縮が可能となっています。また、悪性疾患に関しては、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの悪性腫瘍にも幅広く対応しています。正確な診断のもと、エビデンスのある手術治療、化学療法を適切に提供しています。治療についてはベストと考えられる治療をすすめますが、患者さん一人一人の年齢・事情を考慮し、十分な相談の上治療方針を決定しています。また、当院の緩和ケアチームと密に連携し、患者様の生活の質の維持向上のため緩和ケアにも積極的に取り組んでいますが、専門施設への紹介も行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050163xx02x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術 腹部大動脈等 処置2:中心静脈注射等(1) 副傷病なし 32 17.34 20.61 0.00 73.69
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 その他の手術 処置2なし 22 9.27 11.87 0.00 75.18
050163xx01x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 処置2:中心静脈注射等(1) 副傷病なし 12 23.58 28.31 0.00 70.58
040200xx99x00x 気胸 手術なし 処置2なし 副傷病なし 10 11.50 8.98 10.00 39.40
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 処置2:持続的胸腔ドレナージ等 副傷病なし - - 10.81 - -
当科は、心臓外科、血管外科、呼吸器外科の三領域を担当しています。
肺の悪性腫瘍手術・大動脈手術症例が多く、肺がんの手術では可及的に低侵襲の手術を目指すため、適応を満たす症例には胸腔鏡下手術、縮小手術(区域切除)を多用しています。また気胸の手術数も多く、いずれの手術症例も術後入院日数をできるかぎり短くし早期退院に努めています。
心臓手術、開腹手術は幅広い治療法で、疾患に適した最良と考えられる方法を選択しています。開腹手術は腹部大動脈瘤、心臓手術では胸部大動脈瘤・弁膜症・冠動脈バイパス術等が多く、冠動脈バイパス術は心拍動下(オフポンプ=人工心肺不使用)手術を主として行っています。また心房細動を認める症例については、不整脈手術(メイズ手術)を開胸手術の際に同時手術も行っています。現在、心臓血管センターを立ち上げ、循環器内科と協力して心臓カテーテル検査からPTCA・STENT留置、バイパス手術まで一貫した治療を提供しています。さらに胸部・腹部・四肢末梢の動脈瘤手術や、急性大動脈解離、大動脈瘤破裂に対する緊急手術、四肢の血行障害に対する種々のバイパス手術も行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 その他の手術 片眼 293 2.55 2.84 0.34 77.81
020150xx97xxxx 斜視 その他の手術 13 2.85 3.22 0.00 20.92
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 その他の手術 処置2なし 11 2.18 3.15 0.00 74.73
020230xx97x1xx 眼瞼下垂 その他の手術 処置2:全身麻酔 - - 4.92 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 その他の手術 - - 3.20 - -
当科では、白内障、斜視、角結膜疾患、屈折異常、緑内障、眼底疾患などの一般診療を行うとともに、視能訓練士によるロービジョンケアも行っています。
入院での手術に関しては、総手術件数のほとんどが白内障手術で、総合病院であるため全身疾患のある患者様も多く、入院手術を原則としています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.43 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.10 - -
030380xxxxxxxx 鼻出血 - - 5.56 - -
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 9.02 - -
耳鼻咽喉科では、聴覚、平衡感覚、嗅覚、味覚などの感覚や摂食、嚥下、音声、言語、呼吸機能に関係する耳、鼻腔、口腔、咽頭、喉頭などに生じる疾患を取り扱う診療科です。また、中耳炎や副鼻腔炎、扁桃炎などの感染症、喉頭癌などの腫瘍性疾患のほか頸部に生じる耳下腺や顎下腺疾患にも対応し診療を行っています。検査や治療は病状を考慮し当院他科や連携している近隣の医療機関と連携して行っています。
急性炎症性疾患(扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽喉頭炎など)で食事ができない場合や内服による薬物療法で十分な効果が得られない可能性が高い場合は、入院の上抗菌薬の投与を行っています。
また、突発性難聴、内耳性めまい(メニエール病や前庭神経炎など)の急性期で通院治療が困難な場合は入院の上、薬物療法を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 47 26 28 45 - - 1 8,7
大腸癌 23 51 38 46 16 - 1 8,7
乳癌 57 37 17 19 - - 1 8,7
肺癌 17 - - - - - 1 8,7
肝癌 12 - - - - - 1 8,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は松阪地区で唯一の地域がん診療連携拠点病院で、三重県内でも4病院のみが指定されている中の1つとなっています。
日本における死因の第1位であるがんは増加し続けていますが、早期に発見、治療、経過観察する事で死亡率が低下します。
ステージⅠが最も早期で、数が増えるに従って病期が進行している事を示します。
5大がんはUICC(国際対がん連合)のTNMから示される病期分類による実患者数で集計しています。 UICC分類は第7、8版です。
初発とは、自施設において当該腫瘍の診断、診断と初回治療、初回治療を実施した場合を指しています。
再発とは、当院・他施設を問わず、初回治療が完了した後、当院で診察した場合や、治療寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移を来した場合を集計しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 24 8.08 52.54
中等症 202 15.89 79.85
重症 68 20.62 84.29
超重症 44 21.41 85.59
不明 - - -
市中肺炎は主に健常者か軽度の基礎疾患をもつ患者に発症します。
幅広い年代でみられますが、これは15歳未満を除いた集計です。
高齢になったら、肺炎球菌の予防接種が重要といえます。
市中肺炎ガイドラインによるA-DROPスコアを用いて重症度を分類しました。
(この表には誤嚥性肺炎・ウイルス性肺炎・インフルエンザ等は含まれません。)

定義

A-DROPシステム
A(Age):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration):BUN 21mg/dl以上または脱水あり
R(Respiration):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):血圧(収縮期)90mmHg以下
---------------------------------------------
軽症:上記指標のいずれも満足しないもの
中等度:上記指標の1つまたは2つを有するもの
重症:上記指標の3つ以上を有するもの。ただし意識障害・ショックがあれば1項目のみでも重症とする
超重症:上記指標の4つまたは5つを有するもの
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 184 25.70 76.65 36.55
その他 13 14.15 78.69 1.52
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率です。
それぞれ、発症から3日以内とその他に分けて集計しています。
当院の特徴としては、「脳梗塞」で緊急入院後、「急性期治療」におよそ25日間 (その他ではおおよそ14日間) かかったのちに、約3分の1(36.55%、1.52%)の方が、継続的な治療「回復期」リハビリテーション病院を中心とした病院に転院されています。いったん脳卒中を発症すると、麻痺などの後遺症が残り、すぐに自宅にはもどれない場合が多くあり、急性期の治療から、回復期リハビリテーションへ円滑につないでいくことが重要となります。回復期リハビリテーションをより早期に開始することが、患者さんにとっての後遺症の克服につながるため、リハビリテーション病院との連携をさらにスピーディに行うことが重要と考えています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 73 2.40 4.08 1.37 63.85
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 70 0.31 8.87 1.43 63.49
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 53 0.57 4.55 0.00 41.21
K6335 鼠径ヘルニア手術 35 1.00 1.80 0.00 67.11
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 31 1.58 5.68 0.00 58.81
外科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
当科ではより負担の少ない手術で従来以上の結果が出るよう腹腔鏡下手術に取り組んでおり、消化器のがん(食道がん、胃がん、結腸がんや、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなど)の手術を多く行っています。
胆石症、胆嚢炎や虫垂炎に関しては腹腔鏡下手術を基本としています。また、がんの化学療法に対する、植込型カテーテル設置術も多く行っています。
鼠径ヘルニアの手術は鼠径部を直接切開して行う従来からの方法の他に、腹腔鏡を用いておなかの内側からヘルニアを治す方法も取り入れています。また、乳腺悪性腫瘍手術に対して、医学的見地とともに患者様のご意向を伺い乳房温存手術を行っております。ある程度変形はするものの、女性にとって大切な乳房が残るのが最大のメリットと考えております。最近2,3年は乳癌手術の40~50%に乳房温存手術を行っています。
胃腸科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 306 0.08 1.09 0.00 66.16
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 69 0.74 20.45 8.70 78.42
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 39 0.28 2.28 0.00 64.69
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 34 11.41 19.85 44.12 81.24
K654 内視鏡的消化管止血術 31 0.35 12.00 6.45 71.97
胃腸科(消化器内科)で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
大腸ポリープに対する内視鏡手術が最も多くなっています。大腸のポリープは悪性化しやすいため、早期の対応を勧めています。1泊2日入院の短期入院での手術や日帰り手術も可能となっています。
胆管結石及び胆管炎等による閉塞性黄疸の患者様へ、緊急に行う内視鏡的胆道ステント留置術が多くなっています。
近年、内視鏡検査の向上、人間ドックの普及に伴い、胃がんの早期発見が可能となっています。そのため、内視鏡的胃・十二指腸ポリープ・粘膜切除術も上位となっています。早期胃がんは適切な治療によって完治が見込めます。
さらに当院は二次救急指定施設であるため、緊急の患者様の受け入れも積極的に行っており、消化管出血などの急性疾患の緊急内視鏡にも対応しています。また、各種消化器かかる化学療法、放射線治療、全身栄養管理を効果的に組み合せた集学的治療も行っています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 116 1.85 3.70 0.00 67.08
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 84 2.13 2.62 2.38 71.11
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 50 1.88 7.40 0.00 72.44
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 38 29.37 38.92 2.63 72.61
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 31 0.87 9.29 0.00 81.13
内科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
内科の中で手術を行うのは主に循環器内科となります。
不整脈の治療に力を入れていることから、経皮的カテーテル心筋焼灼術やペースメーカー移植術が多く、心臓内の不整脈発生源/回路を断つ、経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)はCartoシステムを用いることで、手技の安全性、成功率が向上しています。
虚血性心疾患、急性心筋梗塞や不安定狭心症の治療は、予定、救急にかかわらず多くの経皮的冠動脈形成術(ステント留置術)を行っています。二次救急指定施設であり、緊急の場合には急性期治療が必要となるため、常に緊急のカテーテル治療が可能な態勢を整えています。
最近では、下肢動脈閉塞の治療に経皮的血管形成術を行っており、手術件数も増加してきています。下肢動脈閉塞の高度石灰化には振動波で狭窄病変を柔らかくするCrosserという器具が使用できます。
また、腫瘍内科でのがん化学療法に対する、植込型カテーテル設置術も多く行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 62 1.34 7.94 0.00 73.06
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 59 1.75 3.93 0.00 61.37
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 34 1.24 15.24 5.88 75.56
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 32 0.00 1.16 0.00 55.91
K610-3 内シャント設置術 28 0.54 7.54 7.14 71.79
泌尿器科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
地域がん診療連携拠点病院であることから、膀胱がんに対する手術が一番多く、腎・尿管がんに対する腹鏡下手術なども行っています。
泌尿器科は、結石による重症な尿路感染症には、まず緊急で尿管ステントを入れて、その後二期的に結石の手術をする患者様が大部分です。また尿路結石症に対する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術を多数行っており、1泊2日で手術を行うことができます。
透析患者様に対する、内シャント設置や内シャント狭窄をおこした患者様の経皮的シャント拡張術も多数行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 77 2.58 28.31 57.14 82.12
K0811 人工骨頭挿入術(股) 41 4.27 26.93 68.29 82.83
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 39 1.56 18.72 2.56 66.03
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 35 3.89 18.49 11.43 75.43
K0821 人工関節置換術(膝) 等 31 2.81 32.23 16.13 72.35
整形外科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
高齢者の増加に伴い、高齢者の転倒による骨折が増加しています。
整形外科では、大腿の骨折に対する手術が最も多く、続いて大腿骨頚部骨折などに対する人工骨頭挿入術、前腕の骨折に対する手術、脊椎手術、人工関節置換術(膝)が件数上位となっています。また、骨折手術に関しては、手術後のインプラント除去も行い、脊椎疾患の手術にも力を入れています。
肩関節鏡など上肢の手術では早期退院を目指し、脊椎疾患や高齢者の大腿骨頚部骨折の患者様では長期でのリハビリを必要とするため、術後にリハビリテーションのための専門の病院への転院を調整しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 289 0.04 1.51 0.35 77.80
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 13 0.31 1.00 0.00 75.31
K2423 斜視手術(前転法と後転法) 10 0.90 1.00 0.00 19.70
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) - - - - -
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) - - - - -
眼科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
手術に関しては、総手術件数のほとんどが白内障手術で、主に小切開による超音波吸引術を施していますが、総合病院であるため全身疾患のある患者様も多く、入院手術を原則としています。少数ではありますが、眼瞼下垂症手術や眼瞼内反症手術、斜視手術、緑内障手術、霰粒腫摘出術、翼状片手術、虹彩光凝固術などの手術も適宜行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 22 1.00 5.45 0.00 39.27
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) 20 1.00 9.05 0.00 75.55
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 19 1.68 6.63 0.00 32.58
K877 子宮全摘術 19 1.00 6.95 0.00 46.79
K861 子宮内膜掻爬術 15 0.00 0.07 0.00 50.80
産婦人科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症・性器脱などが主ですが、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの悪性腫瘍にも幅広く対応しています。
手術療法など治療方針の決定については、諸検査結果を十分理解していただき、最善の治療方法を選択していく方針を基本としています。 できる限り膣式手術や腹腔鏡・子宮鏡を用いるなど、侵襲の少ない手術を心がけるとともに、術後もより快適な入院生活ができる事を第一に考えています。 手術後の治療も、ガイドラインに基づいた化学療法・放射線療法・放射線同時併用化学療法など集学的癌治療を行い、予後の向上を心掛けています。
*当院は平成31年2月で分娩の取扱いを中止しましたが、昨年度は分娩の取り扱いもあり上位5術式に帝王切開が挙がっております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 71 0.35 10.24 9.86 78.17
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) 25 6.12 14.20 20.00 75.00
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 20 0.55 63.80 85.00 68.95
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 19 3.63 24.32 15.79 64.42
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 17 0.41 34.82 29.41 64.59
脳神経外科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
慢性硬膜下血腫に対する手術が1番多く、慢性硬膜下血腫は麻痺などの症状が出て手術する症例が多く、術後リハビリを行ったりもします。内頚動脈血栓内膜摘出術、頸動脈ステントは、積極的に行っており、大部分は予定手術で行っています。
 二次救急指定施設のため、緊急患者の受け入れも積極的に行っており頭蓋内血腫に対する手術も行っています。しかし、救急からの入院で、在院日数も長く、リハビリも必要となるため転院する症例も多くなります。最近では内視鏡を用いた低侵襲な血腫除去術も取り入れています。
頭蓋内腫瘍摘出症例は、良性腫瘍は、予定入院ですので、早期退院となりますが、神経膠腫のような悪性腫瘍では、入院期間が長くなったり、時に転院することがあります。破裂脳動脈瘤はくも膜下出血を呈しており、クリッピング手術を行いますが、入院が長くなったり、転院することが多い疾患です。脳血管内手術は、脳動脈瘤(未破裂、破裂)と頸動脈狭窄、脳腫瘍の栄養血管塞栓術などに用いています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建)) 40 2.93 22.13 2.50 74.28
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 16 4.75 21.44 6.25 67.06
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 14 1.00 7.71 0.00 75.36
K5603ニ 大動脈瘤切除術(上行・弓部同時)(その他) 13 0.77 29.00 0.00 68.85
K5541 弁形成術(1弁) 12 6.17 33.08 0.00 74.83
心臓血管外科(胸部外科)で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
当院では腹部大動脈瘤に対する腹部大動脈瘤切除(人工血管置換術)、心筋梗塞や狭心症などに対する冠動脈バイパス手術、胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術、胸部大動脈瘤・解離性大動脈瘤に対する大動脈瘤切除術(上行・弓部同時)、弁膜症に対する弁形成手術が上位となっています。
心臓手術に関しては、手術術式が多岐にわたるため、上記術式には表記されていないものもありますが、胸部大動脈瘤・解離性大動脈瘤・弁膜症・虚血性心疾患等に対する手術を年間80~100症例ほど行っています。また、不整脈手術(メイズ手術)も行っており、その多くは心臓手術を行う際、同時に手術を行います。
また、肺がんや気胸などの肺疾患手術や四肢の血行障害に対する種々のバイパス手術も多く行っています。
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 18 25.06 20.28 27.78 78.33
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
神経内科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
神経内科で手術を行うことはほとんどありませんが、神経内科疾患で入院中に、経口摂取が困難な方に対して、御家族様と相談し、胃瘻造設もしくは中心静脈注射用植込型カテーテルを設置する場合があります。
また、入院中に発症した疾患に対しての手術や、長期安静臥床により、肺血栓塞栓症(エコノミー症候群)を発症するリスクの高い方には、循環器内科と相談し、下大静脈フィルターを留置する場合もあります。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7151 腸重積症整復術(非観血的) - - - - -
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) - - - - -
K4072 顎・口蓋裂形成手術(硬口蓋に及ぶ) - - - - -
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) - - - - -
K653-2 食道・胃内異物除去摘出術(マグネットカテーテルによるもの) - - - - -
小児科で行った手術件数の多い順に上位5術式について列記しました。
小児科では、殆ど手術することはありませんが、上記手術は適宜行っています。
手術を必要とする症例に関しては、他院と連携をとっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
耳鼻咽喉科で行った手術件数について列記しました。
耳鼻咽喉科では、殆ど手術することはありませんが、扁桃周囲膿瘍、咽頭膿瘍に対する手術は適宜行っています。
入院中の患者にて手術を必要とする場合、鼻腔粘膜焼灼術等適時手術を施行しております。
手術を必要とする症例に関しては、他院と連携をとっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 21 0.25
異なる 19 0.22
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 34 0.40
異なる - -
当院では、播種性血管内凝固症候群(130100)の分類での請求は入院契機と同一が3件、入院契機とことなる症例が7件で合計10件でした。
敗血症(180010)は合計40件で、救急患者や重症例が大半を占め、緊急入院される重篤な患者様が多いです。
その他の真菌感染症(180035)の分類での請求は2件でした。
手術・処置の合併症(180040)の内訳ですが、透析シャントの狭窄などのフォローアップが27件。術後の出血・膿瘍・創部感染・創離開などが10件。
人工関節や体内挿入物の感染・ゆるみなどが4件。カテーテル留置による感染症が2件です。
当院では、血液内科もあり、緊急の受け入れも多く、入院契機が上記疾患の患者様もおりなかなかゼロにはなりえないのが現状です。
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